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建築の始まり・「巣」と「家」の違い

巣を作る動物たちがいます。

巣は、誰かが教えたりすることはなさそうで、
それぞれの「種」ごとに、同様の形を、それが相応しい場所に作られます。
それぞれ合理的で美しく、いつも感心しています。
これは「本能」のなせる技だと思います。

今日の私たち人間は家に住みますが、家と巣は何が違うのか・・・たまに
考えます。

人類の起源は諸説あるようですが、ヒト(ホモサピエンス)の場合は
25万年ほど前に生まれたようです。その頃から数万年前までは、
限りなく「動物」としての「本能」のままに、「巣」を作り、そこで暮らして
いたのでしょう。

人間とそれ以外の種との違いは、私は以下のように考えます。
・道具を扱う:自分の能力を拡大させる
・火をあやつる:食料の幅が拡がり、多動物への武器(防御)にもなる
・言葉を話す:他者と複雑なコミュニケーションを図り、集団を形成する
・家を創る:働く場所を確保し、安息の空間を得る
・衣服をまとる:風雪をしのぎ、生活の領域が拡がる

人間がいつ頃から「家」に住む様になったのか? 
遺跡をたどると・・・、
日本では、我らが相模原市にある田名向原遺跡が
確実なものとしては日本列島最古:後期旧石器時代(約2~1.8万年前)の
建物跡(炉跡、柱穴、外周の円礫群などをともなう)だそうです。

世界では、前期旧石器時代38万年前のフランスのテラ・マタ遺跡の小屋、
13万年前のラザーレ洞穴内の小屋などが最古の住居と言われているよう
ですが、私が興味を持つのは、ショーヴェ洞窟壁画:現在、知られる
ものでは最古と思われる約3万2000年前の洞窟壁画です。

旧石器時代の皆さんは、主に他の肉食大型動物から身を守る為に
洞窟に住んでいたのでしょうが、そこに絵を描いた(意図的な表現をした)
ところがさすが人間ですね! インテリアデザインの起源と言えるでしょう。

以前、市内某所に、アルタミラ洞窟の壁画を見事に模写した洞窟状のBarが
あり、何とも居心地が良く、しばしば通っていました。(Sさんの作画だと
後で分かりました)

人間は、何万年かけて本能に基づく「巣」から脱皮し、知性・創造力・技術
などを駆使し、時には自然を凌駕するような「建築」を作ってきました。
でも、それが行きすぎると、「不自然」なものになってしまうこと
自然を凌駕するには、多大なエネルギー消費を必要とすること 
などに気がつき始め、やや反省する時期になっているような気がします。

そこで思うのは、本能による感覚を呼び起こし、周囲の自然に逆らわず、
むしろそれを利用・活用する「巣」のような建築もあり得るのではないか?
と、言うようなことです。

<参考>
田名向原遺跡 wikiより
ショーヴェ洞窟壁画 wikiより
アルタミラ洞窟 wikiより
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イージー・ウォーカー

Author:イージー・ウォーカー
神奈川県の北部・相模原市で
建築の設計を生きる糧としつつ
その他諸々のことについても
興味の向くまま・気の向くまま
人に頼まれるまま、、、
首を突っ込み・・・楽しく生きている
50代 オジサン の与太話です。

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